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Nshinari-ku Asahi 2-chome project
大阪市西成区の住宅密集地に建つ木造3階建3棟の分譲住宅である。敷地南側に接する古い路地は近隣住民の生活導線になっている。人がすれ違うのも困難な細い路地に平行して、敷地内に新しい路地を作り、新旧路地間で往来を可能にした。敷地内には敷地境界線の枠組みを超えてBBQテラスや子供広場、縁側空間などを作り、様々な交流が図られる。 2022 Good Design Award -
Bard Town Sakamoto Lake Gate Hills Ⅲ
琵琶湖南西部、大津市坂本に建つ北向き4戸の分譲住宅である。分譲住宅では通常道路面に空地、奥に建物を配置するが、本計画では建物を敷地中心に南北に配置しその東西を空地とした。隣家の空地を共有して住民間交流・家族間交流が促進される大きな空地が誕生した。東西を空地とすることで、1日を通して安定した採光が確保できる。 2022 Good Design Award -
Sakasegawa PRIMES
宝塚市内の閑静な住宅地に建つ9住戸の分譲住宅である。川側4住戸は大きなサッシ越しに周辺環境が臨める2階リビングの住戸等で構成される。引込道路に面する5住戸は離れのある住戸など変化に富んだ計画とした。整形でない敷地形状による複雑な平面計画がそのまま外観の凹凸となり、そこに緩勾配の屋根が重なってリズミカルな外観が現れた。 Sakasegawa PRIMES -
Bird Town Sakamoto Lake Gate Hills VI
琵琶湖南西部、大津市坂本に建つ旗竿地を含む4戸の分譲住宅である。 住民間交流・ 家族間交流を促進する4つの 「エンガワ」 が繋がって分譲地全体を縦断し奥の旗竿地 住棟まで伸びている。 旗竿地住棟の庭を2棟分一体化し、 住環境が悪くなりがちな旗 竿地住棟の通風 ・ 採光が充分に得られると共に、 庭を共有することで住民間交流の場 にもなっている。 2021 Good Design Award -
Yoshi One’s Garden Kozudai/IRODORI
神戸市北区ニュータウン内に位置する6棟の分譲住宅である。建築前は荒廃していた斜面地を事業者が整地し住宅建設段階から苗木を植樹し、居住後は住民自身が斜面地の緑地を整備していく。住居内は6区画すべて異なった平面計画とし、テラスを設け自然と触れ合え、住居内から北側に広がる里山的風景が楽しめるようにした。 2021 Good Design Award -
Yoshi One’s Garden Kizu Umemidai / Link Promenade
京都府南部・木津川市のニュータウン内の分譲住宅である。住民単独で整備できない敷地内の大きな法面に、居住者が共同利用できる菜園やデッキテラスなどを事業者が整備し、高低差のある住民交流の場を設けた。住居内はスキップフロアとし、細長い吹抜を介し上下階の繋がりを持つ住居計画とした。住居内外とも高低差が感じられる分譲住宅である。 2020 Good Design Award -
Bird Town Sakamoto Lake Gate Hills IV
琵琶湖西部、大津市坂本に建つ北向き4戸の分譲住宅である。一般的に分譲住宅は道路と平行に配置するところ、角度を20度振って建物を配置させ住宅の正面性に変化を与えた。隣家と重複する外壁長さが半分になり、より多くの採光を確保でき隣家間のプライバシーも保持される。この建物配置により敷地四隅に三角形の特徴ある外部空間が生まれた。 2020 Good Design Award -
house in atagocho [place A]
愛宕町の住宅(A号地)は、富山市中心部に程近い住宅地に建つ2棟の分譲住宅の1棟である。この2棟の住宅は、仕事と子育てを両立する共働き世帯の入居を想定した分譲住宅として計画した。A号地はテレワーカー(在宅勤務)を想定した住宅である。地域と繋がりが強い敷地角近くの1階に広いワークスペースを備えている。2階には、リビングを核とする回遊性ある居住部分を配置し、仕事場と生活空間とのつながり(スキップフロアによる)と分節(階層分離)を両立させている。スキップフロアの空間構成により、上下階のつながりを意識した変化に富むプランニングを心がけ、住人が家族同士の繋がりを認識できる、住居全体が立体ワンルームのような住まいとなっている。 2017 Good Design Award -
house in atagocho [place B]
愛宕町の住宅(B号地)は、富山市中心部に程近い住宅地に建つ2棟の分譲住宅の1棟である。オンサイトワーカー(職場勤務)を想定したB号地は、ダイニングキッチンとリビングにレベル差を付けて直線に配し、視線のつながりと空間の変化を生み出している。共働きで家族が共有する時間が少なくなる中、家事をしながら家族間の交流が育まれるよう配慮している。A号地同様、スキップフロアの空間構成により、上下階のつながりを意識した変化に富むプランニングを心がけ、住人が家族同士の繋がりを認識できる、住居全体が立体ワンルームのような住まいとなっている。 2017 Good Design Award -
house in okutanicho
松江城近く、歴史的建築物が数多く残る地域の6区画の分譲地計画である。醤油工場の所有者が事業を辞め、敷地内の一角に居住し、残りの敷地を当事業者が分譲地とした。分譲地内の街並を優先した和風住宅は、前面道路側がオープンスペースとなり住民交流が図られる。開発コンセプトに理解を示す顧客にのみ住宅販売を行うことで街並が保持される。 2019 Good Design Award -
kiki terrace in hagumi-no-mori
千葉県八千代市の新興住宅地内の分譲住宅である。分譲地内に張り巡らした敷地境界を貫くロジと点在するテラスとの接点が、住戸間コミュニティの場となる計画とした。植栽計画は若い家族層に支持されている千葉市内のガーデンショップと共同で取組んだ。一般的に建売住宅では軽視される外構計画の充実を多方面から取り組んだ分譲住宅である。 2019 Good Design Award -
house in tamadenishi
大阪市西成区の木造3階建分譲住宅である。一般的な3階建住宅の住戸構成を踏襲しつつ、1階居室を多様な生活様式を許容する副業や趣味のためのフリースペースとした。住宅の居住性やデザイン性を高めるため、建物中央部のに"光井戸"を設けるなど、様々な面から検討を重ねた。 -
house in higashitomigaoka (HV)
奈良市北部の住宅地に位置する15区画の2×4による分譲住宅。15区画は大別して3種類の住宅で構成され、販売に先駆けて3種類のモデルハウスが建設された。残り12区画は、分譲地全体の街並を考慮した推奨プランを建築家が作成し、販売時はその推奨プランに調整(この作業も同建築家が担当)を加えながら順次建築されていく。 2018 Good Design Award -
kokonara in yamatokoriyama
大和郡山市は奈良県北西部に位置する、城下町として栄えた県内有数の中核都市である。大阪への通勤圏でもあり、古い街並が数多く残る中、若年層向けの住宅需要も多い地域である。本計画は、大和郡山城近くの古い街並が残る一角で開発された、新規分譲地に建つ4戸の建売住宅である。一般的な建売住宅の標準的且つリーズナブルなスペックを採用しながら、木製の格子を使う等、城下町の古い街並に馴染む意匠とした。またコストを抑制しながら、事業者が従来手がけていたものとは違う建売住宅になるよう心がけた。統一感ある外観とは逆に、各住戸がそれぞれの特徴ある計画とし、多様化する需要に応えたプロジェクトである。 -
house in kawagoe
三重県北部・川越町の平坦な田園地帯に造成された、4区画分譲地に建つ建売住宅である。南北の田園に挟まれた東西に細長い分譲地には、川越町の現状の詳細なリサーチ結果を反映した、建売住宅の域にとらわれない分譲住宅が建設された。各4住戸は街並としての統一感を持たせながら、異なった特徴を持つ住宅として計画された。特殊な平面構成がそのまま形態化された住居と、田園風景との対比は、移りゆく街並の変化をストレートに凝縮したものとなっている。 2017 Good Design Award -
you you kyo
長岡天満宮脇の風致地区に位置する小さな住まい。優游涵泳とした環境の中で、時間を大切にする住まいをイメージし「優游居」と名付けました。雑木の庭を抜け小さな玄関から室内に入ると、八条が池の借景を贅沢に切り取ったリビングが広がります。吹き抜けを介して上階の寝室とつながっている様は、住居というよりもリゾートのメゾネットスイートを感じさせます。地元に由来する建材を巧みに使用し、ローカルファーストの理念を小住宅に反映させました。 2015 Good Design Award -
s guesthouse
地域住人の交流の場にもなるゲストハウスは、オーナー住居とデッキテラスで緩やかにつながっています。賃貸住居とゲストハウスの界壁には防音措置を施し、また界壁の賃貸住居側に水回りを配することで、スペース間での音漏れを回避しています。 2013 Good Design Award -
house in takayamadai
奈良県香芝市の新興住宅地に建つ住宅。敷地はブロックの北端に位置し、そこから北側に広がる風景をインテリアに取り入れるよう計画しました。プライバシー保護の点から道路に面する南側を閉じて北側に開いた居室配置となっています。2階北側に配された広大なリビングは、トップライトからの採光で明るさを保持しながら、香芝市北部の山並みと街並が一望することができます。セオリーとは逆の居室レイアウトによって、立地の特性を最大限に活かした個性的な住宅となりました。 -
house in koya
伊丹市役所近くの古い街並に位置する、夫婦二人の為のコンパクトな住まい。外観、インテリアとも可能な限りベーシックでナチュラルなデザインを心がけました。北側斜線を意識しながら2階リビングの開放感を最優先にボリュームを設定。結果、コンパクトな中に豊かなデザインがバランスよく展開することができました。