dima
  • belltree suma 203

    現在、日本には「nLDK」タイプの住戸ストックが大量に存在するが、多様化した現代の家族形態にはうまく対応できていない。本計画対象は、そのような事例の典型ともいえる、昭和58年に建設されて更新期を迎えた3LDK賃貸住戸の改修であり、単身者から若い夫婦、核家族、高齢者まで、それぞれの生活スタイルに合わせた柔軟な住みこなしを可能にする生活の場の提供手法の提案である。具体的には、従来の3つの個室に換えて、三次元的にゆるく囲まれた、空間的な特徴が異なるいくつかの「場」を設け、住み手がその使い方を決定できるようにした。同時に、光と空気の流動性を確保し、外部と連続した自然な住まい方を可能にしている。(神戸芸術工科大学 環境デザイン学科 との協同プロジェクト)

    2016 Good Design Award