dima
  • town house in kaide

    京都市に隣接する向日市鶏冠井地区は、高度成長期に農地転用で造成された古い住宅地が多く存在する。本計画はそういった住宅地に建つ、間口2間の老朽化した木造住宅のリノベーションである。1階にあったリビングを2階に配し、小屋組を現しにすることで、明るく開放的な住空間を実現した。逆に1階に個室を配置することで、耐力壁を効率的にレイアウトでき、構造的に理にかなった改修となっている。構造用合板をそのまま仕上を施さず意匠材として使用し木質感ある表情を生み出すことで、ローコストとデザイン性の両立を試みた。新旧の建材・仕上を融合させることで、リノベーション特有のインテリアを生み出した。

    2016 Good Design Award