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dima
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house in front of nijo-station
奈良県香芝市の新旧の住宅地が重なり合う位置に建つ木造住宅である。法的には2階建であるが、中2階や屋上テラスを設けることで、4層に重なった平面が広々とした感覚を与えている。中2階は、収納スペースとしてだけではなく、ミニシアター等も楽しめる空間である。1階は、外部に対してオープンな水平の広がりと、中2階が無い箇所の天井が高くなる垂直の広がりも持つ、開放的なスペースである。奈良県産杉材による床材と現しにした構造材によって、自然を感じるインテリアとなっている。2階個室はコンパクトに閉じた構成とすることで、外観上は1階の開放的な作りと閉じた壁との対比を生み出している。「万葉集」の古里である香芝の古い街並をリサーチし、外観色はつやのない落ち着いた黒色を採用。シンプルなキューブ状のヴォリュームの中に、木製の格子や縁側等、和の要素をちりばめたデザインを試みている